昨日のサッカー日本代表のブラジル戦を見ていました。結果は0-1の敗戦で、サッカーをやっている身としては、本当に色々な学びがある教材でした！
その中で個人的に印象に残ったのが、ブラジル代表のミリトン選手と日本代表の三笘薫選手のマッチアップです。
2人とも僕と同い年なんですけど、ミリトン選手は先日欧州No.1になったレアル・マドリードのスタメンでも出ている選手で、
一方で、三笘薫選手は、特に面識はないのですが、大学時代の時に実際に対戦していた選手で、その時からずっと「なんだこのすげえ選手は笑」と笑っちゃうぐらい圧倒的な選手でした。
そんな2人のマッチアップはめちゃくちゃ面白く、結果的にはミリトン選手の勝利で決着が着いたように感じたのですが、そんな中で、個人的に注目したのが三笘選手の挑戦する姿勢でした。
彼はインタビューでこんなことを言っていました。
「スペースもあったので、スピードを上げて深い位置へ切り込むことしか考えてなかった。自分のところで溜めを作ったり、崩していけるように考えていた。ミリトン選手が速いのはわかっていたので、自分のドリブルがどれだけ通用するか知りかった。2本止められてそういう実力だなとわかりました」
この言葉を見た時に、「挑戦できる特権をフル活用しているな」と思ったんです。
ブラジル戦というのは、自分の実力と世界との差を見極める絶好のチャンスであり、そこに挑戦できるのはあの瞬間に試合に出ていた選手だけが持っている特権だと思います。
ただ、もしかしたらブラジル戦ということで日本中の注目が集まっている試合だからこそ、「失敗してチームにミスをかけないようにしよう」みたいな控えめなマインドで、思い切った挑戦を選択しない選手もいるかもしれない中で、
三笘選手は良い意味で周りを気にせず、ただ試合に出るわけでもなく、果敢に挑んでいく姿勢にすごさを感じました。
ということを踏まえて、この姿勢を自分に照らし合わせてみたんです。
「本当に今の自分の環境を存分にフル活用できているのか？」
「今しかできない特権を、余すこなす使えているのか？」
そんな問いを立てた時に、まだまだうまく活用できていないなと思ってしまいました。
プロサッカー選手という職業はたぶんそこそこ特殊で、この仕事しか体験できないことはかなり多くあるはずなのに、思い切った挑戦ができずに、その特権を思う存分活用できていないなと。この状態はすごくもったいないと感じました。
もちろんこれサッカーに限らず、今の自分の年齢だからできること、今いる環境だからこそできるような特権もあると思いますが、それらも同様にうまく活用できていない気がします。
もっともっと貪欲に、今しかできないこと、今いる環境でしかできないこと、思う存分に使い倒さなきゃいけないと感じた試合。
せっかく持っている特権を無駄にはせずに、これからもっと頑張っていきたいと思います！
