価値提供と応援のサイクルを回す。
自分の経済的な課題を解決する手段として、株式会社リーグドアさんの力を借りて、自分のホームページを作成しました。その中で”パートナー”という項目を作り、企業や個人の方からの直接応援をしていただける受け皿を設置してみました。
ではなぜホームページを作り、応援の受け皿を作ったのか?についてまとめていきたいと思います。
ホームページに着手した理由は大きく分けて3つあります。
①選手に直接応援ができる受け皿を作りたかった
②他の選手でも真似しやすいモデルなのではないか?という仮説。
③地域から愛される選手・クラブになるきっかけを作れるのではないか?という仮説。
①選手に直接応援ができる受け皿を作りたかった
今のサッカー界の現状を考えた時に、「そもそも選手に直接応援できる受け皿がほとんどないのでは?」と考えました。そしてその状況が、「もしかしたら自分の成長できるチャンスを逃しているのではないか?」と思うようになりました。
僕が考える一番良い価値提供と応援の流れは、「下澤悠太が挑戦を続け、なんらかの価値を提供する→支援や応援をしていただける→その支えを力に変えて、さらに下澤は価値を提供できる人材に成長し、挑戦していく…」というサイクルを繰り返していくことなのでは?と考えています。
しかしながら、今の自分の現状(スポーツ界の現状)を考えた時に、そもそも応援の受け皿があまりないこともあって、(表現が正しいのかどうかは分かりませんが)仮に自分が何らかの価値をなんとか提供することができたとしても、その価値がどこかに垂れ流されている状態なのではないか?と考えました。この状況がある種、「応援してもらえるチャンスを逃す=自分が成長できるチャンスを逃している」とも言えるんじゃないかなと。
もちろん、この取り組みはあくまでも受け皿を作ることなので、まずは自分がなんらかの価値を提供しないことには、応援されることはないということが大前提にあります。たぶん今の僕では、まだまだ応援されるに値しない選手だと考えています。
しかし、ここから少しでも自分の挑戦を通して価値を提供していこうと考えるのであれば、まずはその価値の垂れ流しを防止するために、受け皿を作ろうと考えました。
②他の選手でも真似しやすいモデルなのではないか?という仮説。
経済的な問題に直面し、可能性が狭まっている選手は少なくないと思います。だからこそ「他の選手でも真似しやすいモデルなのではないか?」ということを考えていました。
経済的な問題に直面する層は様々で、家庭内の経済状況によって、サッカーをすることがままらない選手もいれば、自分の身の回りでは、プロクラブからオファーを受けたものの、提示された給料が低く、自分が置かれている経済的な状況なども加味した上で、夢を諦めている選手も見てきました。
そういう経済的な問題によって、思い切って挑戦ができない、可能性が狭まっている選手を救う手段の一つとして、このホームページが機能するのかどうかを見極めたい気持ちがあります。
③地域から愛される選手・クラブになるきっかけを作れるのではないか?という仮説。
上記でも書きましたが、たとえ応援の受け皿を作ったとしても、それはあくまでも受け皿なので、応援していただくためには、まずは自分自信がなんらかの価値を先にギブし、「君だったら応援するよ!」と感じてもらうことが大切だと思います。
そして、僕はこの意識がヒントになるのではないか?と考えています。
今のサッカー界の現状を考えた時に、選手とクラブの役割が分断されすぎているのではないか?と考えています。選手はサッカーだけに集中しておけばOK、フロントスタッフが地域から愛されるための活動や集客に力を入れる。というような構図がまだまだありそうです。
本来、応援してくださる方々が何に対して応援してくださっているかを考えると、クラブやクラブの理念などもあるかもしれませんが、基本的には選手(人)である場合が多いと思います。いきなり「〇〇チームを応援したい!」よりも、まずは「〇〇選手がいるから試合に見にいってみよう!」という選手の存在がきっかけで会場に足を運び、そして結果的にクラブを応援していくという流れが多かったりするのではないでしょうか?それこそ最初から興味・関心ないクラブであればそれは尚更だと思います。
ということを考えた時に、まずは応援の受け皿を作り、価値提供と応援のサイクルをスムーズにすることが普及されていけば、少しでも多くの選手サッカーだけやっておけばいいという意識から脱皮し、「もっと応援してもらうために価値を届けよう!」と考え、これまで以上に地域の企業や飲食店、住んでいる人々との関わりを積極的に持つようになるかもしれません。
そしてその結果、その選手が応援されることはもちろんのこと、その選手キッカケで「こんな素敵な選手がいるクラブはどんなクラブなんだ?」と所属するクラブに興味を持つキッカケになり、より地域に根付いたクラブへとつながる可能性があるのであれば、挑戦して損はないのではないか?という仮説を立てました。
ということようなことを踏まえて、今回ホームページに着手しようと考えました。